５年前の今日、『オーダーは探偵に　謎解き薫る喫茶店』が刊行されました！

 この５年、ほとんど毎日悠貴や美久たちのことを考えて生活してきたと思うと、不思議な感覚です。
いただいたファンレターの中には「小学生のときから読んでいます！」という方もいて、春に「高校生になりました」と報告を受けて、びっくりしました。
５年って、そういう歳月ですよね。

物語の時間では、美久と悠貴が最悪の出会いをしてから、まだ半年。

だけど、現実には５年分の時間がたしかに流れていて。
その５年間、読みつづけてくれる方がいたんだと改めて感じて、とてもうれしくなりました。


ドラマや映画とちがって、本はページをめくらないと物語が進みません。
誰かが読んでくれることで、命が吹きこまれるような、色鮮やかに動きだすような、そんな感覚があります。

手探りではじめたシリーズですが、読者さんに支えられてここまで続けることができました。

１巻が刊行されたときから読んでくださっている方、

途中からシリーズを追いかけてくださっている方、

悠貴たちといっしょに歩んでくれて、本当にありがとうございます。

肝心のシリーズ続刊はもちろん出しますので、もうしばらくお待ちくださいね。

 ＊　＊　＊

写真は新宿の喫茶店にて。
ファンレター、いつもありがとうございます。