今回の記事は、現時点での最新刊10巻のネタバレを含みますので、ご注意ください。

10巻『謎解きいざなう舶来の招待状』のあとがきで、こんなふうに記しました。

〝今後の展開に関わる大きな謎の手がかりは、すでにシリーズ全体にちりばめてあります。
ヒントは〈エメラルドの探偵の噂〉。

ぜひ依頼人たちの言葉に耳を澄ませてみてください。〟

いかがでしょう、手がかりは見つかったでしょうか？
 

いただいたお手紙にはいろんな推理があって、みなさんの意見が聞けて、とてもうれしかったです。
中には鋭い意見もあって、さすが本シリーズの読者さん！とうなりました。

もちろん見当がつかなくても心配無用です。
このブログでもう少し手かがりをお届けできたらなと思っています。
答え合わせ、どうぞお楽しみに！


そしてもうひとつ。

お手紙で多かったのは、悠貴と美久についてです。

あんな終わり方だったもので、ぎょっとした方も多かったのではないでしょうか。
すごく心配したり、不安にさせてしまったりしたみたいで、申し訳ありません……！


これまで積み重ねた物語上、作者でもどうにもできないところもあり、最後のシーンへとつながりました。

ただ、悠貴も美久も、これまであなたが読んで感じたとおりのキャラクターだと思います。
ふたりを信じて見守っていてくださいね。


作者なら自由に物語を操作できると思われるかもしれませんが、実際のところ、そうでもありません。

私も悠貴と美久を信じて書くしかない…！

というかんじで原稿と格闘し、悶絶しながら書いています（笑）


＊　＊　＊

写真は、箱根の彫刻の森美術館。

あれ、行ったのは１年前？？

時間の過ぎる速さに驚くばかりです。

引きこもりすぎたので、旅行に行きたい……。