翠子ちゃんと恋の話
「謎解きだらけのテーマパーク」で翠子を再登場させたら、友人から「誰だっけ?」という感想をもらったので、記事にしてみました。
翠子はじつに5巻ぶりの登場なので、そう思うのもむりがありません。
今日はちょっとだけネタバレをふくむお話をしたいと思います。
本編を未読のかたは華麗にスルーしてください。
(※パソコンで見ると、トップページに記事の折りたたみ部分まで表示されてしまうことがあるみたいです。この文章以降は本文になりますので、ご注意ください)
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「砂糖とミルクとスプーン一杯の謎解きを」で登場した大原翠子。
彼女の再登場は前から考えていたの? とよく聞かれるのですが、答えは「はい」です。
初恋の苦い思い出をえがいた「レモンティー」を書いていたとき、この恋の結末はなんとかしてあげたいなと思いました。
翠子とダイのその後についてはその時点で構想したのですが、とはいえ、一冊の本として世に出せるかは別問題です。 翠子はメインキャラクターではないし、悠貴や美久との関わりもそれほどありません。登場させられる機会はかぎられていました。
シリーズ全体のバランスを見ながら、タイミングとエピソードが合えば……! という気持ちであたためていました。そして、ようやく「謎解きだらけのテーマパーク」で日の目を見たしだいです。
レイヨンヴェールという奇跡の緑の光を見たふたりの再会には、アレキサンドライトの不思議な輝きが似合います。
ふたりを無事再会させてあげられてよかったです。
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写真は吉祥寺のカフェmoiさん。
コーヒーとシナモンロールがとってもおいしい。
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