「コーヒーに溶けるセピア色の謎解き」が発売されてから２週間ほどたちました。
楽しんでいただけているでしょうか？

先日、ふらりと書店に行ったら、見覚えのある表紙の本が特設コーナーにありました。
「ん？」
近づいてびっくり！
『雨ときどき、編集者』でした。
よく見ると、『オーダーは探偵に』の最新刊もあって、さらにびっくりです。

どうやら「読書メーター×KADOKAWA イチオシ100選」という企画で選んでいただいたようです。
紀伊國屋書店新宿本店ほか、大きな書店５店舗で開催されているようですね。
取り上げていただいてとてもうれしかったです。

とくに『雨ときどき、編集者』は刊行から時間がたっているので、このタイミングでとりあつかっていただけるとは思いませんでした。

『雨ときどき、編集者』は、出版社の様子を描いたお仕事ものであり、日本の小説の未来を語った物語でもあります。

作中で触れていることですが、自分が面白いと思った作品が売れるとはかぎりません。
書店には数え切れないほどたくさんの小説が置かれ、そのどれもが作家と担当者が情熱をかたむけて完成させたものです。

書店の本棚ではそれこそ星のようにたくさんの作品が輝いていて、その輝きに埋もれてしまう作品も少なくありません。
『雨ときどき、編集者』もそういう作品です。

そんな中、『雨ときどき、編集者』と『オーダーは探偵に』を見つけてもらえたことが、とてもうれしいです。
本書を選んでくださった方、
感想を書いてくださった「わった」さん、「ひなきち」さん、
展示してくださった書店の方、
本当にありがとうございます！
また写真を撮る許可をくださった紀伊國屋書店の店員さん、その節はありがとうございました！

今後、『雨ときどき、編集者』を書店で見つけることはないでしょう。

出版から２年がすぎ、置いている書店はほとんどないはずです。
これから紙では手に入らないおそれがありますので、興味のある方はどうか早めに書店さんでリクエストくださいませ。

ちなみに『オーダーは探偵に』の最新刊は、「ベスト50」というカテゴリで選んでいただきました！



ポップの感想は第７弾の「謎解きだらけのテーマパーク」のようですね。
続きの巻は現在進行で作業を進めていますので、もう少々お待ちください！