初めて、対面取材を受けました。
サイン会、取材、講演会。
これまで、ありがたいお声がけをいただきながら、辞退させていただいてきました。
今回もご遠慮しようかと思ったのですが、なんと依頼主は大学生。
うむむ、これは…!
わたくし事ですが、学生時代、先生や教授にむちゃぶりして、たくさん遊ばせてもらったクチです。
創作論とか小説の書き方とか訊かれると非常にポンコツ…だけど、これから社会に出る学生さんに還元できるなら!
などと考えながら取材内容のつづきを読んで、さらに驚きました。
取材のテーマは〝まち〟
えっ、なにこれ面白い。
小説はいろんな読み方ができるけど、この切り口はなかった!
ということで、ホイホイお引き受けしました(笑)
* * *
取材してくださったのは、早稲田大学公認の学生団体、早稲田リンクスさん。
企画書からして完成度が高く、もはや学生のレベルではないのです。
しかも、フリーペーパーです!
WASEDA LINKS Vol.39「目の前に、まち」
こんないい紙で、この厚み。
記事も拝読したのですが、構成や内容も多角的でどれも面白い。
このクオリティで無料とは…脱帽です。
現在、 早稲田キャンパスや、周辺のお店で配布中です。
詳細は早稲田リンクスさんへ
twitter:@wasedalinks
お近くへお出かけのさいにはぜひ。
また無料の配布ですので、なくなってしまっていたらごめんなさい…
* * *
取材はどんなかんじだったかと申しますと、大変楽しかったです!
まず、私の担当編集さんは早稲田卒でして。
――取材に行ったら、たまたまそこに編集者の同卒先輩がいる。
この展開、熱くないですか?
いい、熱い!と、始まる前からひとりで盛りあがってました。
こんな調子だったので、心配なこともありました。
はたして、私にまじめな受け答えができるのでしょうか…?
*
当日、4人の学生が応対してくれました。
打ち解けるまでに時間かかるかなと思ったのですが、とんでもない。
受け答えが的確で、ものおじせずに話してくれて、非常にスムーズでした。
というか、みんな話がうまい。カメラ担当まで切り返しがうまい。
何者なんだ、君たちは。
あと、学生さんが「オーダーは探偵に」を読んでいたことから企画が実現したようで、大緊張なひとがまざってました笑
女の子にあれほど照れられたのは人生初だったのですが……悟りました。
なるほど、イケメンってこういう気分か。
今後イケメンを描くとき、心情に深みが出ること間違いなしです。
しっかり生かしますね!
それにしても、あんなに緊張しながらも考えて話せるのは、すごいなと思いました。
かぎられた時間で対象から言葉を引き出すのは大変なことです。
上辺の一辺倒ではなく、本人も意識しない内面の言葉を引き出すとなると、プロでも難しいのではないでしょうか。
チームの連携もとてもよく、見ていて気持ちよかったです。
口数は多くなくても全体の流れやコンセプトを見通せる人
その構成に合わせ、いい絵を探してシャッターを切れる人
先輩のフォローをそつなくこなせる後輩や
その言葉を素直に受けとめて反映できる先輩も、みんな素晴らしかった。
仕事ぶりもですが、一人ひとりの個性もしっかり感じられて、とてもいい時間を過ごさせてもらいました。
あの場を共有できて、よかった!
数年後、あの日のことをふと思い出し、「まち」と一緒に記憶してもらえたら、インタビューの内容的にも百点満点です。
WASEDA LINKS Vol.39「目の前に、まち」
レイアウトも写真も地図も、すごく凝っています。
記事の内容は読んでのお楽しみ。
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