初めての対面取材

by - 火曜日, 11月 05, 2019


初めて、対面取材を受けました。

サイン会、取材、講演会。
これまで、ありがたいお声がけをいただきながら、辞退させていただいてきました。

今回もご遠慮しようかと思ったのですが、なんと依頼主は大学生。

うむむ、これは…!

わたくし事ですが、学生時代、先生や教授にむちゃぶりして、たくさん遊ばせてもらったクチです。
創作論とか小説の書き方とか訊かれると非常にポンコツ…だけど、これから社会に出る学生さんに還元できるなら!
などと考えながら取材内容のつづきを読んで、さらに驚きました。

取材のテーマは〝まち〟

えっ、なにこれ面白い。
小説はいろんな読み方ができるけど、この切り口はなかった!


ということで、ホイホイお引き受けしました(笑)

* * *

取材してくださったのは、早稲田大学公認の学生団体、早稲田リンクスさん。
企画書からして完成度が高く、もはや学生のレベルではないのです。

しかも、フリーペーパーです!



WASEDA LINKS Vol.39「目の前に、まち」

こんないい紙で、この厚み。
記事も拝読したのですが、構成や内容も多角的でどれも面白い。
このクオリティで無料とは…脱帽です。

現在、 早稲田キャンパスや、周辺のお店で配布中です。
詳細は早稲田リンクスさんへ
twitter:@wasedalinks

お近くへお出かけのさいにはぜひ。
また無料の配布ですので、なくなってしまっていたらごめんなさい…

* * *

取材はどんなかんじだったかと申しますと、大変楽しかったです!

まず、私の担当編集さんは早稲田卒でして。
――取材に行ったら、たまたまそこに編集者の同卒先輩がいる。
この展開、熱くないですか?

いい、熱い!と、始まる前からひとりで盛りあがってました。
こんな調子だったので、心配なこともありました。

はたして、私にまじめな受け答えができるのでしょうか…?

     *

当日、4人の学生が応対してくれました。
打ち解けるまでに時間かかるかなと思ったのですが、とんでもない。

受け答えが的確で、ものおじせずに話してくれて、非常にスムーズでした。
というか、みんな話がうまい。カメラ担当まで切り返しがうまい。
何者なんだ、君たちは。

あと、学生さんが「オーダーは探偵に」を読んでいたことから企画が実現したようで、大緊張なひとがまざってました笑
女の子にあれほど照れられたのは人生初だったのですが……悟りました。

なるほど、イケメンってこういう気分か。

今後イケメンを描くとき、心情に深みが出ること間違いなしです。
しっかり生かしますね!


それにしても、あんなに緊張しながらも考えて話せるのは、すごいなと思いました。
かぎられた時間で対象から言葉を引き出すのは大変なことです。
上辺の一辺倒ではなく、本人も意識しない内面の言葉を引き出すとなると、プロでも難しいのではないでしょうか。

チームの連携もとてもよく、見ていて気持ちよかったです。

口数は多くなくても全体の流れやコンセプトを見通せる人
その構成に合わせ、いい絵を探してシャッターを切れる人
先輩のフォローをそつなくこなせる後輩や
その言葉を素直に受けとめて反映できる先輩も、みんな素晴らしかった。

仕事ぶりもですが、一人ひとりの個性もしっかり感じられて、とてもいい時間を過ごさせてもらいました。

あの場を共有できて、よかった!

数年後、あの日のことをふと思い出し、「まち」と一緒に記憶してもらえたら、インタビューの内容的にも百点満点です。



WASEDA LINKS Vol.39「目の前に、まち」

レイアウトも写真も地図も、すごく凝っています。
記事の内容は読んでのお楽しみ。

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