作者のことってどのくらい知りたいもの?
あっという間に10月! コロナ禍で出歩かないせいか、季節の感覚がどんどんズレてきました。もう秋…というか冬の気配がしますね。
さてさて今日は楽屋裏的な話題でも。
ちょっとおかしなこと言いますね!
私は自分の作品に作者はいらないと思っていました。
作者は物語外の存在ですし、物語を自由に楽しんでほしいので、あえて語ることもないなあ、と。
取材やインタビューをお断りさせていたいだいていたのも、Twitterを長らくやらずにいたのも、同じ理由からでした。
本読みの友人たちは著者が前に出てくることに好意的な意見が大半で、私自身、あとがき読むの好きなんですが笑
twitterを始める一押しになったのは、早稲田リンクスさんのインタビューです。
取材終了後に私のほうから「作者いらないと思うんだけど」とちょっとサイコパスみたいな質問をしてしまったんですが、インタビュアーの学生が作者と話せるのはとても嬉しいことだと言ってくれて。
まっすぐに答えてくれたことが、とても胸に響きました。
もし喜んでくれる人がいるなら、表に出てみるのもいいかも。
そんなふうに思いました。
実際にtwitterを始めてみると、私自身も読者さんの雰囲気が見えるようになって。いい影響がたくさんあったように思います。
(いつも遊びに来てくれて、ありがとうございます✨)
それにしても、何をどこまで書いたものか、けっこう迷いますね。
作者のことって、どこまで知りたいものなんでしょう??
人によってその度合いは違うし、受け止め方も様々ですが、覗きに来てくれる人が楽しんでくれる場所にできたらいいなと思っています。
* * *
今だからお話ししますと、じつはあとがきも書くつもりはありませんでした。
デビューした時に「あとがきは書かなくていいですか?」と担当さんに聞いたら、「せっかくスペースありますし」と書く方向で転がされてしまい。
オーダーは探偵にの時も「デビュー作で書いてるし、今回も書きましょうねー」と。笑
いや、書くなら書くで尻尾まで美味しく仕上げますけど!?
途中から「あとがき書かなくていいよ」と言われたりもあったのですが、シリーズ途中であとがきなくなったら悲しいでしょうがあ!?と、なぜか率先して書くようになりました。おかしいな…!
* * *
写真は十五夜。とても明るくて、いい夜でした。
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